「いい年してそんなことも出来ない人」は放っておくべきか?

 

人間関係の悩みを解決するブログ 管理人の中島です。
「いい年してそんな事もできないの!」っと思ってしまうような人がたまにいますよね。僕の会社にもいます。40代男性のDさんは電話が超苦手です。以前、深夜残業した時の話です。終電が無くなりタクシーで帰ろうとしたときにDさんが、「中島くんはどうやって帰るの?」と聞いてきたので、「電話でタクシーを呼ぼうと思ってます」と答えました。「じゃぁ、ついでに私の分も呼んで」と言うので、「まだちょっと作業が残ってますので、Dさん、自分で呼んでください」というと、その場でモジモジしてるのです。

「どうしたんですか?」と聞くとDさんは下を向くだけで何も言いません。「もしかして、電話をかけるのが苦手なんですか?」と聞くと「うん」とうなづくのです。「40にもなってタクシーぐらい自分で呼んでくださいよ」と言ったのですが、Dさんのモジモジが止まりません(笑)そこで僕がとった行動とは・・・・

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何がこの人のためなのか考えた

「いい年して電話も出来ないなんて・・・・」Dさんを見てそう感じました。これは冷たく突き放した方がDさんのためなのか、それとも意地悪せずに、電話してあげるのがDさんのためなのか・・。

いろいろ悩みました。

冷たく突き放すことで、『嫌々ながら電話させることで、Dさんが持っている壁を自ら乗り越えるきっかけにして上げられるんじゃないか』、と最初は思いました。しかし、最終的に電話してタクシーを呼んであげることにしました。これには理由があります。

自分から変わろうとしていない人を変えることはできない。

Dさんは、40歳を超えているのに電話が苦手です。以前からコミュニケーションが苦手そうだと思っていましたが、電話も苦手だとは知りませんでした。お客として電話するのだから緊張する必要もないのに緊張してしまうそうです。

ちょっと呆れてしまいました。ここで冷たく突き放しても、きっと別の誰かに依頼して電話してもらうんだろうなぁ、っと感じました。最悪、Dさんは自宅に電話して、家族の人にタクシーを呼んでもらうという荒技もやってしまう人です。ここで僕が拒否したところで何もこの人は変わらないだろうなぁ・・・、って思いました。

自分から変わろうとしない人を変えることなんて出来ないのです。

まとめ

別にDさんは人として悪い人ではないので、そのままでもいいのかもって思いました。逆に『そのままの自分を愛する』という潜在意識の根本的なことを真に理解しているのかもって、逆に勉強させられて気持ちになりました。

あなたの周りの「いい年して~」っていう人も、自分から変わろうとしていない場合、放っておいてもいいかもしれませんね。