職場のパワハラが同僚でも対処法はクレーム処理的にする

 

人間関係の悩みを解決するブログ 管理人の中島です。

また新入社員が入ってくる時期になりました。幸いにして、うちの会社にはパワハラをする人はいませんが、他の会社で言うとやはりパワハラはまだまだ存在しているのでしょう。怒られるのになれていない若い人たちは辛いでしょう。たまに報道で、パワハラによるうつ病が言われています。一言で『パワハラ』といってもグレーな場合がありますよね。明確なパワハラをしかける上司はとっくに社会的制裁を受けていると思いますが、逆にはっきりしないパワハラが増えているんじゃないかと思います。

今回は、そんな『グレーゾーンのパワハラ』の対処法について述べたいと思います。

正面からぶつからないクレーム処理係のつもりで

パワハラだからと言って、いちいち提訴していたら面倒でたまりません。訴訟はあくまでも最終手段にしておきましょう。一番いいのは『うまく叱られて、いじめにまで発展させないようにかわす』と言うことでしょう。

一般的な実情としてグレーなパワハラもどきの言動で叱るタイプの上司はまだ存在しているようです。こうした人物は叱責することで相手を変えられる、いや、変えなくては駄目だと考えているのでしょう。こういった信念めいたものはまず直りません。恐らくこういう上司や先輩はこんな風に叱るのでしょう。

「何回言えばわかるんだ!真剣にやれ!」
「また失敗したのか!だからお前はダメなんだ!」
「ノルマ達成できなかったら手当下げるからな!」

 

こういった暴言を『ボス・マネジメント(ボス・マネ)』と言います。こんなことを言われら誰でも強いストレスを感じます。しかし、上司と言うこともあり、また、こちらが失敗したりノルマ不達といった負い目を感じて口答え出来ません。グレーなパワハラもどきの上司の場合は次のように対処しましょう。

スポンサードリンク

自分を被害者にしない

まず、自分を安易に被害者にしない事です。自分が被害を受けていると感じていたら、どうしても相手を批判したくなるでしょう。「うるさいぞ!ボケ」「そんな言い方しかできねーのか!バーカ!」。そういう批判したい気持ちは顔に出てしまいます。そうなるとさらに人間関係がこじれてしまうでしょう。

そんな事態にならないためには、上司のクレーム処理をするつもりで対応しましょう。上司はクレームを言ってきたお客様です。なので、あまり無下(むげ)に扱うわけにもいきません。クレーム処理はお客様を批判しないのが鉄則です。ボス・マネ上司には「ま、こういう奴なんだ」と言う風に健全な絶望からスタートしましょう。

相手の肯定できる部分には即座に肯定して、と言ってもへつらうわけでもなく、反発を気付かせずに

「たしかにその通りです」
「はい、まことに申し訳ございません」

といって、ヒラリヒラリと身をかわす。まさにクレーム処理係の対応です。こうした受け答えがきっかけで相手は

「なんだ、ちゃんと分かってるんだ。憎めない奴だな」

と、なるわけです。

ただ、あんまり悪質だったらこの限りではないですが、常識の範囲での知識と捉えてください。

スポンサードリンク

必要以上に反応しない

ボス・マネで怒る上司の言葉には必要以上に反応しない事です。指摘された問題に必要以上に反応してしまうと、最悪、うつ病になりかねませんので。真面目な人は悲観的に反応して鬱になりやすいです。そうならないためには、指摘された事以外に注目するべきです。指摘されていない良いところに注目して冷静を保つことです。

「誰がやっても似たような結果だろう」
「ここまでは現状で問題ないだろう」
「言われたとこ以外は良かったってことだな」

 

そうやって冷静に見てみると、上司が言っていることはすこしマイナスに誇張されているように感じるでしょう。思っているほど悲観することでもないな、と思えたなら心を切り替えて相手を許してあげましょう。相手を許すということは、あなたは相手よりも上に立つことが出来るのです。

「あんな言い方しかできない人だけど、評価出来るところもある」

と、相手を加点主義で見ることが出来ると人間関係も最悪な状態には絶対ならないのです。

スポンサードリンク

まとめ

相手の言うことにいちいち反応せずに、一呼吸おいてから返事をしましょう。こちらが冷静だと、相手も冷静に話してくれます。そうなると、あなたと上司の関係はとても良いものになってくるはずです。みんな、心の中では仲良くしたいんです。