部下から信頼されていない?信頼関係を構築するには、この考えが必要

自転車で雑技をする人たち

組織で仕事をするうえで、メンバーとの信頼関係は
とても大事だと思いますが、

その信頼関係って、

一体どうやって築いていけばよいか?

信頼関係を築くステップとは
一体どんなものなのか?

信頼関係を築くにはどれぐらいの
期間が必要なのか?

最近新しくリーダーになられた方は
特に悩まれているのではないでしょうか。

今回のテーマは、組織のリーダーが
メンバーに対して信頼してもらうには
どうすればいいのかをお伝えします。

【信用と信頼の言葉の違い】

まず混同しやすい言葉として

「信頼と信用」という言葉がありますが、

言葉の適宜をしっかりしておきましょう。

信用=過去の実績をもとに評価をする
信頼=将来に対して自分の主観で信じて頼る

信用とは過去の実績をベースに
信じて用いてみる事、

信頼とは、過去に実績はないけれど
信じて頼ってみる事

そうなると、信頼というのは
時間がかかるものではなく
短時間で相手が感じるものなので、

どのぐらいの期間が必要なのかではなく、
短時間で相手に感じさせるものであると言えます。

【こんな考え方では信頼関係は絶対に築けない】

最近、新しくリーダーになった方には
恐らく、次に述べるような管理職像を
持っている方が多いのではないでしょうか?

1.部長や課長はえらいのである
2.だから上司である俺は正しい
3.だから上司である俺の言ったとおりにやればいいんだ
4.だから、自分の言ったやり方で成功したらうれしいけど
違うやり方でメンバーが結果をだしても心の底から喜べない
5.だから、早く俺が思い描く枠の中で成功したい
6.この枠を守れとメンバーに言いたい

まとめると、

上司という存在は偉い!正しい!
だからお前ら言うことを聞けーー

この考えがある限り、部下との信頼関係は築けません。
(ただし、イエスマンは作れます)

【部下と信頼関係になるためには】

もしあなたが、部下と信頼関係を築くには
時間がかかると思ってしまうのでしたら、

なぜ今現在、信頼されていないかを
考える必要があります。

あなたが上司だとして、
部下から信頼されていないと感じたとしましょう。

そこで質問なのですが、
あなたは部下を信頼していますか?

おそらく、あなたは部下を
自分の信頼に足りうると
思っていないのではないでしょうか?

自分のために、自分のいう事を
聞かせようと思っていませんか?

聞かせようと思っているんだけど
自分が信頼されていないから聞いてくれない。

早く自分のいう事を聞いてもらえるような
関係性を作りたい

そう願っていませんか?

信頼関係は相互関係です。

お互いに信頼し合わないと
信頼関係は成立しません。

そのためにはあなたの方から、

過去の実績がないから信用はできないけど
信頼できるところを部下から見つけ出すのです。

人間は100点もいなければ0点もいません。

本当に信頼できるかどうかは
チェックしないといけませんが、

まずは、その人の良いと思えるところを
信頼して、そこに賭けてみようと思う事です。

その人の良いところを仕事上で
活かせるのはどういう所か、を考えるのです。

もちろん能力が足らない人も
いるでしょうから、

そこは能力をつけてもらわないと
いけませんが、

例えば何かの仕事を部下に任せた時に

「やっぱ俺がやらなきゃだめかなぁ・・」

なんて思っていませんか?

そういうのはやはり相手にも伝わります。

「ああ、任されていないなぁ」
「信頼されていないなぁ・・」

相手はそんな風に感じ取ります。

信頼されていないと思った部下は
その上司を信頼できません。

①「過去に実績があるから信用できる」
②「だから信頼できる」

この順番では永遠に信頼関係は出来ません。

①実績がないかもしれないけど、
②ここにかけてみようと思える所を見つける。

この順番にしていけば
信頼関係を築いていけるでしょう。

【メンバーから信頼を得るために】

過去に実績はないけど、部下の良いと思える部分を見つけ
そこに賭けて仕事を任せてみる。

この順番が分かれば、次はあなたが
部下から信頼される方法を知る必要があります。

まず、次の5つのことを覚えておきましょう。

①言ってることとやっている事が一致している
②小さな嘘をつかない
③裏表がない
④素直
⑤自分に対して一生懸命になってくれる

この5つがメンバーに対して
出来ているか確認してみましょう。

【番外編・社外の人から信頼される方法】

お客様などの社外の人から信頼されるには
社内の人から信頼されるのとは違う部分が必要です。

結局は人間力なのですが、

その人が醸し出す雰囲気や目力が
大事になってきます。

その雰囲気や目力は

・圧倒的なスキル
・豊富な知識
・何を聞いても、なるほど、と思える答えをしてくる

こんなところから出てきます。

あと、短い時間の中でお客様に信頼を得るには
①するどい質問を考える
②すごく目地からをこめて見る

「よくぞ聞いてくれました」とか
「そこに着目してくれましたか!」とか

お客様をうならせるような質問を
考えて、目に力を込めて話す。

知識が豊富で答えが的確。
質問も素晴らしく目に力がある。

つまり、人間力を高めるってことです。

【まとめ】

①信頼関係をつくるのに時間は関係ない
②信頼されるためにメンバーを信頼する
③自分が思い描くやり方以外でメンバーが結果を出しても良しと思う

自分がリーダーだからと気負って結果を
急がずに、自己開示してお互いを理解していきましょう。

お互いを理解することで、良いところを
発見し、そこに信頼して任せてみる。

そんな感じでしょうか。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。