きつい言い方をして後悔する。こんな自分をなんとかしたい

木漏れ日の中で悩んでいる男性

「何でこんなこともできないんだ!」
「何でそんなことするの!」
「いい加減おぼえてよ!」

つい部下や後輩、パートナーに対して
きつい言い方をしてしまいます。

後で考えるとダメだなぁって思うのですが、
その時は感情が高ぶって怒ってしまいます。

こんな自分を何とかしたくって、
どうしたらよいのか色々調べてみました。

きつい言い方をしても他人は変わらない

怒って相手の行動を変えよとすることは
小学生でもできる行為ですが、

それで相手の行動を変えることは
ほとんど出来ません。

一時的に変えることはできても、
また元に戻ります。

そして、戻ったらまた怒る。

この繰り返しがいつも行われていると思います。

できる組織のリーダーは怒るのではなく
逆に褒めます。

もしくは、「次に期待してるよ」
という感じでなだめる程度です。

それは相手を怒っても行動は変わらないことを
知っているのですが、

それともう一つ大切なことがあります。

きつい言い方をすると、相手に反論の余地を与えてしまう。

どんなに正論を話していても、
きつい言い方をしてしまうと
相手に反論の余地を与えてしまいます。

”そんな言い方しなくったって・・・”

相手にはこんな反論が頭をよぎります。

結果、あなたのイメージは悪くなり
益々あなたに対して話がしづらくなるでしょう。

仕事の能率も悪くなる一方です。

きつい言い方をしてしまう心理

きつい言い方をして相手を変えようとする行為は
根底には恐怖心があるからだと思います。

特に親から強烈に怒られたり体罰を受けたり、
何らかの恐怖心から自分の行動を委縮したり
修正したりして、恐怖心を芽生えさせる。

それが人の行動に影響を与えると経験上
信じてしまったのかもしれません。

しかし、それは正しい方法ではないでしょう。

きつい言い方をやめる方法

きつい言い方を止める方法というと
何らかの新しい行動をするかと思うかもしれませんが、

そうではなく、きつい言い方をやめずに
”眺める”ということをやってみてください。

部下や後輩がミスをしたときに
怒鳴ってしまう自分を止めずに、
ただその感情を眺めてみるのです。

「ああ、なんか俺めっちゃおこってるなぁ」
「すごい剣幕でどなってるなぁ」

という感じで、今自分がやっていること、
感じている事を客観的に眺めてみるのです。

そうするだけで、なんとなく
怒鳴る気持ちが薄れてきます。

心理学では”メタ認知”を鍛えるということなのですが、
客観的に自分を見ようとするだけで
感情を切り離して見ることができます。

相手を変えたいなら褒める

相手を変えたいなら怒るのではなく
褒めることです。

ピグマリオン効果というのを
ご存じでしょうか?

「期待することで良い結果が生み出される現象」
のことを言うのですが、

相手の主体を損なわない程度の期待は
パフォーマンスの効果があると言われています。

部下がミスをしても
「その程度で納めるなんて天才だね」
「次に期待してるよ」

などと言って決して
怒らないようにした方が

結果として良い方向に向かいます。

まとめ

・怒鳴っても相手の行動は変わらな
・むしろ褒めた方が相手の行動は変わりやすい
・怒っている自分を客観視すると感情が収まる

全部完璧にできるわけではありませんが、
すこしでも何とかしようとすることが
大事だと思いました。