いじめが起きやすい3つのタイミング

 

間関係の悩みを解決するブログ 管理人の中島です。
僕は以前からいじめ問題に関心がありました。僕自身も社会人になって仲間外れを体験しましたし、その時にいじめられている人の気持ちがよくわかるようになりました。ただ、その件は自分の力でなんとか克服できたのですが、それは社会人になった自分の経験や考え方から導き出した結果です。もし、まだ社会人になっていない、未成年の親戚や親しい人が同じようないじめにあって苦しんでいるときに、なんとアドバイスすればいいのか、今一つ『答え』のようなものを自分に確立できていなかったので、いろいろと勉強しました。

すると、「いじめ」には起きやすいタイミングと言うものがあったのです。そのタイミングを逃さないようにすれば、「いじめ問題」を未然に防ぐことが出来るかもしれませんので、それをシェアしたいと思います。

 

いじめ問題を解決するための最初の壁

いじめ問題を解決する上で一番の壁になるのが「いじめの断定」です。どういうことかと言うと、「その行為がいじめである」という断定をするのに本人たちに「いじめられているのか?」とか、「○○君をいじめてるんじゃないのか?」と聞いたところで本当の事を言わないのです。

「いいえ。いじめられていません」
「いじめてなんてしていません。ただ、ふざけているだけです」

本人たちは決まって否定するのです。
いじめられている側としては「いじめられている弱い人間に思われたくない」
いじめている側としては「悪いことをして怒られたくない」

こんな心理が働いて本当の事を話してくれません。

また先生にいたっても「わが校にいじめなんてあってほしくない」と言う心理が働いて、いじめが発覚した時には取り返しのつかない事態に発展していることはしばしば見受けられます。では、どうすればいいのでしょう。

まずは、保護者としては質問の仕方を変えることです。たとえば「なんか○○君ともめてるのか?」とか「ケンカしてるのか?」とか、とにかく『いじめ』という言葉を使わずに質問してみるのです。先ほど言った、それぞれの立場から出てくる心理を考えて何度も質問してみましょう。

あと、保護者が乗り出していじめ問題を解決しない方がいいです。あくまでも先生に相談しましょう。担任の先生が頼りにならなければ別の信頼できる先生の協力を仰ぎましょう。

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いじめが起きやすい3つのタイミング

常に「いじめ」はあるという気持ちで子供たちを見てあげてほしいのですが、特に次にあげるタイミングは起きやすいので注意してあげてください。

まず1つ目のタイミング

入学直後に仲良しグループができる時期

このタイミングはほとんど女子が対象になります。仲良しグループが出来た時に三人組のグループは要注意です。女子は「二」を好んで一人をはじく傾向があるのです。三人のうち二人がとても仲良くなってしまい、余った一人をはじこうとする時期でもあるようです。そういう子は休み時間にポツンと机に一人で本を読んだりぼんやり教室を眺めていたりします。この状態はいじめに発展するかもしれません。

保護者として、そんな時は「友達をつくりなさい」なんて言わずに独りでいる心の強さを褒めてあげてください。「みんな仲良く」なんていうのは小学校の低学年までの話です。いつかは一人で行動できるようにならないといけません。それが出来ている事を褒めてあげましょう。

次に2つ目のタイミング

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勉強以外で『出る杭』になったとき

カレシ・カノジョ的なものが出来たり、部活で県大会の代表に選ばれた時など、周囲から目立つ存在になってしまったときに起きやすいです。はっきり言って妬(ねた)みや嫉妬(しっと)なのですが、それを「すごいだろ」っと自慢してしまうといじめに発展します。「たまたまうまくいっただけで、自慢するんじゃねーよ!」という気持ちからいじめに発展します。

ただ、この手の「いじめ」も勉強だけは別で、勉強はやはり努力の結果の表れなので、いじめに発展することは少ないです。いずれにしても自慢はほどほどにしておいた方がいいですね。「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」の精神は日本人に特に好かれます。

3つめのタイミングは

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ストレスがたまったとき

学生生活は勉強や部活を普通に頑張るだけでストレスがたまります。というのも「これでいい」というラインがなく、いつまでもどこまでも努力を求められているからです。目の前のテストが終了すれば次のテストがやってきますし、部活でも全国大会の試合からレギュラー争いまでいつも努力を求められます。

努力を求められると言う点では大人も似たようなものですが、学生時代とはまた違うストレスです。自分で達成ラインを決められる場合もありますので、ここでは外しておきます。

学生時代にストレスがたまると「笑い」で発散させます。とくに「誰かをバカにして笑う」という行為が現れてきます。そして「誰かをいじって笑う」と言う行為が出てきたら要注意です。誰かを「いじる」は「いじめる」に変換しやすいからです。いじられキャラの極意や心得を持っている子をいじるのは「笑い」にうまく変化させられるのですが、それを分からない子がいじられると、そのままいじめにつながっていきます。

保護者の方は、ご自身の子供が学校でどんなキャラクターなのか把握しておきましょう。マツコ・デラックスさんやタレントのYOUさんの返しはとても参考になると思いますので、秀逸なコメントをするタレントさんの発言はときどき教えてあげて下さい。

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まとめ

1つ目:入学やクラス替え直後
2つ目:出る杭になったとき
3つ目:テストや部活の試合など、ストレスがたまったとき

以上、いじめがおきやすい3つのタイミングをお伝えしました。ここを踏まえて子供を観察すると高い確率でいじめを未然に防ぐことが出来ると思います。学生の時期はとても心境が不安定なので、大人が出来るだけサポートしてあげましょう。