人といると疲れてしまう、人付き合いが苦手な人の2つの原因

母親と娘二人

 

間関係の悩みと問題を解決するブログ 中島です。

人と話したり、接したりするのが好きな、
いわゆる「人付き合いが好き」な人と

人と接すると疲れてしまう
「人付き合いが嫌いな人」もいます。

人付き合いが好きな人は、話をしたり、聞いたりして
ストレスを発散できます。

とても楽しい時間を過ごせるのに対し

人付き合いが苦手な人は、人と会うと
緊張してしまい、とても苦痛です。

この違いって、どこから来るものなんでしょう。

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人といると疲れてしまう、人付き合いが苦手な人の2つの原因

人といると疲れる人の原因を一言で言いますと

『はっきり自己主張しない』

のが原因です。

 人と接すると疲れてしまう人の特徴は
人の意見や言葉に合わせてしまい、

自分の心境や意思、意見をのべることが苦手です。

一緒にランチに出かけても、「何を食べたい?」と
聞かれても「なんでもいい」と答えてしまう。

カチンと来ることを言われても
言い返すことができない。

ささいな頼みごとが言えない。

自分はこんな風に思う、こんな風にしたい、
こんな風にして欲しい

自分の意見を述べることができずに、一方的に
話を聞くだけで、相手のエネルギーにやられてしまい
心が休まる事が出来ずに、疲れてしまいます。

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人付き合いが好きな人=エネルギッシュな人

逆に人付き合いが好きな人は
自分の意見を述べるのが得意です。

はっきりと自己主張できるので
人と接していても疲れることがありません。

むしろエネルギーを吸い取ってる錯覚さえあります。

人と話せば話すほどエネルギーを増していく

芸能界でいうと
明石家さんまさんのような人でしょう。

自己主張出来なくなった原因

自己主張できなくなった原因は
幼少期の親との関係にあります。

幼少期に

  1. 愛情をあまりもらえていない
  2. 間違った観念を植え付けられた

この2つがおもな原因になります。

1.愛情をあまりもらえていない

3~4歳ごろまでに親にどうやって
育てられているかがポイントになります。

この時期はたっぷり愛情をかけてあげる時期で、

出来るだけ親と一緒にいることがベストです。

この時期に愛情をもらえていないと、
人と接することが不安になります。

大人になってからは、人と接すると
緊張してストレスになってしまいます。

「人に対する安心感」をきちんと学んでいないと
そのようになってしまいます。

2.間違った観念を植え付けられた

子供時代に
「親の意思にそぐわない子供は愛されない」
と言う観念が植え付けられると、自分の意見を言わない
感情表現をしない大人になってしまいます。

例えば、

わーわー泣いている子供に
あんまり泣くんじゃない!と怒ると

「感情表現すると嫌われる」と思い
感情を表現しなくなります。

テストで低い点数をとってきたとき
なんでこんな点数なの!と怒ると

「能力の低い人は愛されない」と思い
本当の自分を隠そうとします。

自分でやりなさい!と突き放されると
「人にお願いすると嫌がられる」と思い
人に助けを求めることが出来なくなります。

わがまま言うんじゃない!と怒ると
「自分の意見を言うと怒られる」と思い
意見を言わなくなります。

「自分の心を出すと愛されない」

という間違えた観念が出来上がると
人に意見が言えない、
お願い事ができない大人になってしまいます。

心でいろいろ感じたり思ったりしても
それを表現できない。

感情の全てをため込んでストレスになってしまいます。

つまり「人付き合いに疲れてしまう」人
になってしまいます。

ちなみに、人は11歳ぐらいまでに
観念の基礎が出来上がります。

その時期までに間違った観念が出来上がると
その後の人生に大きく影響します。

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間違った観念から来る2つの恐怖心

先ほど述べた「間違った観念」

  • 感情表現すると嫌われる
  • 能力の低い人は愛されない
  • 人にお願いすると嫌われる
  • 自分の意見を言うと嫌われる

これらの観念から次のような
恐怖心が芽生えます。

  • 失敗をすることの恐怖心
  • 図々しいと思われることへの恐怖心

これらの恐怖心をなくすことで
自己主張できる人になれます。

「人付き合いに疲れる」ことへの改善ができるのです。

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「人付き合いに疲れる」ことへの改善方法

間違えた観念からくる恐怖心をなくすことで
自己主張することができ、さらに人付き合いへの
疲労感をなくすことができます。

では、先ほどの2つの恐怖心の
改善方法をお伝えします。

「失敗することの恐怖心」の改善方法

「失敗すると嫌われる、愛されない」という
間違えた観念は

「人は長所より短所で愛される」

という事実を知ることです。

●長所は尊敬され、短所は愛される

●バカな子ほどかわいい、

●器用な人より不器用な「おろかさ」を持っている人の方が
人間味がある

いろんな言葉で短所を愛する表現がされていますが、
心理学のデータでも「ドジな人の方が好かれる」という事が
実証されています。

そういえば、あなたも人から失敗談を聞いたときは
その人を愛らしく思えたのではないでしょうか。

「短所は愛される」という事実をしり
自分の失敗をどんどん人に話してみましょう。

まずはトレーニングのつもりで
小さな失敗から話してみてください。

「買い物で財布を忘れた」
「財布をもって出かけたら、中身が空っぽだった」
「電話でお父さんと話しているつもりがお母さんだった」

内容はなんでもいいです。
どんどん話してみましょう。

その時、きっとあなたは愛されますから。

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「図々しいと思われることへの恐怖感」の改善方法

図々しいと思われるのは誰でも嫌ですが、
それも度が過ぎると何も頼みごとが出来なくなります。

  • 人にお願いすると嫌がられる
  • 自分の意見を言うと嫌われる

 

間違えた観念からくるこの恐怖心を消すには
人にささいなお願いをするというトレーニングをしてみましょう。

その前に、前提として知っておいて欲しいのですが、

「人は人の役に立ちたいと思っている」

ということです。

それは幼少期にお母さんから

「○○ちゃん、おいで~」

「○○ちゃん、これできるかな?」

「●●ちゃん、これをやってみて」

と言われて、それらが出来ると

「わ~、●●ちゃん偉い偉い!」
「すごいわね!」

 

といってほめてもらえます。

何かを言われて、それが出来ると
褒められてうれしい。

誰にでもそのような経験があるはずです。
このような経験が幼少期に沢山あるので

人は、人に何かしてくれと頼まれると
嬉しいという感情につながっているのです。

人は人の役に立つことがうれしいと感じるように
なっているのです。

その事実を知った上で、ささいなお願いをしてみましょう。

人に道を聞いてみたり
ボールペンを借りてみたり
本を借りてみたり

ささいなお願いを沢山してみることで徐々に
図々しいと思われる事への恐怖心を弱めていきましょう。

だんだんと自己主張出来る人になってきます。

ただし、一部の人には嫌な顔をされるかも知れませんが
それもまたトレーニングです。

「中にはそういう人もいる」という具合に
心を柔軟にもつトレーニングも兼ねています。

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結果を焦らない

人付き合いに疲れる人、苦手な人の
原因と改善法を述べてきましたが、

すぐに結果は出てきません。

なにせ長年付き合ってきた性格と観念は
そうやすやすと変わってくれるものではありませんから。

根気よく改善していくことが重要かと思います。

しかし、根気よく続けていくと

「人に対する安心感」が芽生えてきます。

人に対する安心感が芽生えると、
人付き合いがとっても楽にできるようになります。

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まとめ

もう一度、内容をおさらいします。

1.人付き合いが苦手、人と接すると疲れてしまうのは
 自己主張出来ないのが原因

2.自己主張出来ないのは、幼少期に
  間違えた観念を植え付けられたのが原因

  • 感情表現すると嫌われる
  • 能力の低い人は愛されない
  • 人にお願いをするとイヤがられる
  • 自分の意見を言うと怒られる 

3.間違えた観念からくる2つの恐怖心

  • 失敗をすること
  • 図々しいと思われること

4.2つの恐怖心を消す知識

  • 人は短所で愛される
  • 人は人の役に立ちたい

5.2つの恐怖心を消すトレーニング

  • 人に失敗談を話す
  • ささいなお願いをしてみる

以上となります。