初対面の人と話すのが苦手でも直す方法はあります

和気あいあいとする面子

人間関係の悩みを解決するブログ 管理人の中島です。
僕はそこそこ人見知りする方です。初対面の人と接した時、何をしゃべったらいいか分からなくなってしまいます。そんな時よく会話術の本などでは『聞き上手』を推奨していますが、そもそも何を質問したらいいか分からないのに『聞き上手』もくそもありません。ところが潜在意識の勉強をしてみると、この『聞き上手』はまったく逆効果であることが言われています。では、『聞き上手』以外にどうやって初対面の人と打ち解ければいいかというと、それは相手の潜在意識を安心させてあげることです。

相手の潜在意識を安心させる

潜在意識の事は一度は聞いたことぐらいはあると思いますが、誰の中にも『潜在意識』と『顕在意識』があります。『潜在意識』は心の奥深くにあり、人間の基本的な思考や行動の源泉になっています。普段は意識することがない部分ですが、人生において最も重要な判断はこの『潜在意識』が大きく関わっています。反対に『顕在意識』は普段から意識しているこの意識です。変化や瞬時の状況判断をします。初対面の人と打ち解けるには『顕在意識』よりも『潜在意識』を安心させる必要があります。

なぜなら、『顕在意識』は受け答えだけをする部分の意識に対して、『潜在意識』は心を打ち解け合う部分になるからです。では、その『潜在意識』を安心させるにはどうしたらいいかと言いますと、

潜在意識は変化が嫌い

潜在意識は安定した状態を好みます。なので変化することを拒絶します。相手の潜在意識を安心させるには『こちらはあなたに影響を及ぼさない存在だ』と認識してもらう必要があります。もっと細かく言うと、『自分がどういう人間であるか』を話すのです。

『私はあなたにとって何の脅威でもありませんよ』ということを相手の潜在意識に納得してもらうのです。コミュニケーションが下手な人はどうしても聞き上手を目指して相手に根掘り葉掘り質問します。そうすると、相手の潜在意識は『偵察されている』と脅威に感じて打ち解けるどころか警戒させてしまうのです。『聞き上手』は逆効果になるのです。

 

『聞き上手』より『聞かせ上手』

『聞き上手』はもちろん大切な事なのですが、こと初対面の人に関しては『聞かせ上手』にならないとだめです。相手の潜在意識といい関係を築きたければ『聞き上手』より『聞かせ上手』です。

簡単に言うと、『聞く』のではなく『こちらの話し』をすればいいのです。

『僕は中堅電子機器メーカーに勤めていて、生産管理部門にいます。その前は製造部門の現場でモノを作っていました。同期の中で僕が一番ミスをしまくっていて、よく課長に怒られています。また遅刻の常習犯で、『遅刻王』の称号も貰っています。失敗ばかりやってよく怒られるけど、周りはいい人ばっかりだから、今の会社はとっても大好きです』

こんな感じに自分の「人となり」が伺える話をするのです。この時、ポイントになることなのですが、必ず『どう感じているか』という普段の感情を話すことです。そうすることで、『自分はロボットではなく生身の人間である』ということを知ってもらのです。よく怒られるけど今の会社は大好き。こんな生きている生身の人間であると、相手の潜在意識が理解すると、安心して警戒を緩めてくれるのです。この状態になって初めて望ましいコミュニケーションが築けるのです。

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まとめ

コミュニケーションが苦手な人は概ね自分のことを開示するのが苦手です。自分の事を話すのはエゴだと感じてしまっているかもしれません。ですが、本当は相手の潜在意識を安心させるための事なので積極的に自己開示してみてください。そのためにはちょっとした練習や話すネタの準備が必要になってきます。まずは、自分が何を好意的に思っているのか思いだしてみましょう。